つりどりみどり。

釣るし採るし観察するし撮影するし、なんなら文献も漁る。

オショロコマ

Salmo Callarisの記載文が超長かった

これもまたPallasの記載した魚の話。まさかの続編。 USURKUMA 色彩変異のオショロコマを見に行く話を書いたとき、参考文献として「しれとこライブラリー④ 知床の魚類」のオショロコマの項を読み返していたわけだが、その中にこんな記述を見つけた。 動物学者…

色彩変異オショロコマを見に行こう

「無斑」とも「流れ紋」とも異なる、オショロコマの色彩変異を見に行ったという話。 発端の情報 北海道は知床半島の約半分を有する町・斜里町にある「知床博物館」が編纂した「知床の魚類」という本がある。発行は北海道新聞社。 知床半島に生息する淡水魚と…

農業が隔離したオショロコマ個体群の話

農業が生息エリアに進出してきたサケ科魚類なんて、北海道でしか見られないんじゃなかろうか。 これもまた後志の羊蹄 真狩川が有名だけれど、後方羊蹄山は山麓にあちこち湧き水(アイヌ語でいう”メム”)があって、いわゆるスプリングクリークを形成している…

真狩川の”アカハラ”オショロコマは健在なのか?

道南の湧水河川・真狩川(まっかりがわ)のオショロコマに交雑疑惑の噂がたったので調べてみたが、ボンヤリした情報が増えるばかりで、かえってよくわからなくなった。 というところまでが前回の記事。 いったん原点に立ち返って、真狩川のネイティブを確認…

真狩川に、他河川のオショロコマは放流されたのか?

釣り人の噂を追いかけていくと、よくわからなくなった、という話。

「無斑オショロコマ」を見に行く

「無斑オショロコマ」を見に行くことにした。 ここでいう「無斑」は、パーマークや斑点や白点など、その魚に特徴的な模様が一部または全部失われているという色彩変異のことだ。 こういうの 特にイワナの仲間では比較的生じやすい変異なのか、検索かければ結…