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水中リモート撮影リグをつくる② WiFi中継ケーブルと自撮り棒

ここまでの話はこちら↓

水中リモート撮影リグをつくる① イントロダクション

カメラとスマートフォンは調達できた。

というわけで、次はその他のパーツを準備します。

注意:ここから実際に使った商品についてAmazonリンクを貼っていきますが、試行錯誤の記録なので、後から考えると要らなかったものも含まれます。万が一購入される場合は、今後書いていく記事群をひと通り最後まで読んでから検討してください。

WiFi中継ケーブル

まずWiFi中継ケーブルを自作する。

この辺については「WiFi中継ケーブル」とか「電波音叉」で検索をかけると、より詳しいブログが出てくる。早い話が、WiFi電波の波長に適合するアンテナを通して、ケーブルが電波のエネルギーを伝達し、もう一方のアンテナで再び電波として出力してくれるという仕組み。

といっても、大した技術は必要ありません。同軸ケーブルの端で被覆をむいて、2本の芯線をそれぞれ別方向に折り曲げ、T字に成型するだけ。

同軸ケーブルは直径が2.5mmのものが使いやすいらしいので、RG174/Uを購入した。

問題となるのはTの横棒部分の長さ。これはWiFi電波2.4GHzの波長125mmの半分、62.5mmにすればよいとのことなので、長めに切ってから少しずつハサミで調節することにした。

 

被覆をむいて、編み込み線をていねいにほどく。被覆をむく際はワイヤストリッパがあると作業しやすい。編み込み線をほどく際は千枚通しが便利。

 

ほどいた編み込み線をねじり、直線にする。このあと内側の被覆線もむいて、中の銅線を露出させる。このとき、銅線どうしが接触しないようにしておいた。


浸水して腐食しないようにシリコンボンドを使ってコーティングする。

シリコンボンドはコニシボンドのものを使用。

 

 

これで中継ケーブルは完成。

自撮り棒

次に自撮り棒の準備。これは既製品を購入する。

今回はケンコーがSLIKシリーズで出している自撮り棒を選択した。

ストッパーがレバー式で固定しやすそうだし、GoProと普通のカメラ両方に対応していたこと、さらにこの時点で一番長い自撮り棒だったことが決め手となった。

これにカメラとスマホホルダーをつけ、ケーブルをベルクロで固定して、ひとまず完成。

スマホホルダーは、自転車のハンドルバーに取り付けるクランプとセットになっているものを購入した。

www.amazon.co.jp

↓現在は在庫切れ。ホルダーがついていないが、似たようなクランプのリンクを貼っておく。価格は1,000円前後だったはずなので、消費税込みで1,100円としておこう。

マジックテープは、サンワサプライの極薄型を購入。

本当は20mm幅のものを使っていたのだが、これまた現在リンク切れ!価格も不明だが、700円としておく。

 

ここまでの出費は、

自撮り棒 4,580円

同軸ケーブル 860円

シリコンボンド 421円

スマホホルダー 1,100円

マジックテープ 700円

しめて、7,661円

まあ、余裕ですね。

 

早速、完成品をテストしてみることにした。

↓次回

水中リモート撮影リグをつくる③ グリップとストックの追加 - つりどりみどり。