これまでの話はこちら↓
水中リモート撮影リグをつくる② WiFi中継ケーブルと自撮り棒
前回までで一応「完成形」と言える形には持って行けたけれど、やっぱり不満も出てくるのだった。
不満の一つは「持ちにくさ」。
クランプはネジで締めこむタイプだったので、グリップを持つと手に干渉して若干の不快感があった。
また、このねじハンドルには中継ケーブル含めて色んなものが引っかかってくるという「取り回しの悪さ」も確認された。
もう一つは、自撮り棒の1本を手元に寄せたことにより、「伸ばせる距離が短い」という点。
いずれも「まあ我慢できる」程度のものとは思うけれど、ここからは趣味の範疇ということで、どんどん改造していくことにした。作ったものに自分が満足できない限りは「改良」ということで。
グリップとハンドガード
というわけで、何かいい解決方法はないものかとトイガンパーツを漁っているうち、こんなものを見つけた。
PTS社のFortis SHIFTというグリップ…のレプリカ。
実物はコピー品の2倍くらい値が張る。
さらにBCMのKeymodハンドガード…のレプリカも購入した(Amazonには類似商品がなかった)。
これを選んだのは、…まあ「ジョン・ウィック」シリーズが好きだったから(脚注:実際のTR-1ウルトラライトのハンドガードは13インチで、これは9.5インチだからちょっと違うけど)。
ハンドガードをプラットフォームにして、グリップやらなんやら、パーツを着けちゃえ!という目論見であります。
その他、レイルパーツを適宜購入。ただこの辺、今調べるとほとんどがリンク切れで価格の根拠が提示できない!
購入履歴の金額だけ書いとくと、以上全部、しめて8,495+1,199+1,299=10,993円となった。前回の14,660円に足して25,653円。まだまだ余裕がある。
さらに進む「銃化」
ハンドガードにバッファチューブをねじ込み(例によってダクトテープで太さ調節)、こんなことになった。
なかなかすごいことになってきたのは認めます。
これが
これだからね。
レドーム状のケースは、500円くらいの安いコードケースを収納用に取り付けたもの。結果としてあまり使い物にならなかった…
このスタイルはそれなりに使いやすく、比較的思い通りに撮影ができた。
「指や手に何かが干渉しない」というのは本当に大事。
例えば、無斑オショロコマや真狩川のアカハラオショロコマを訪ねた時に使ったのはこれになる。
「アルミグリップが冷たくて手がかじかむ」「ストックの根元がぐらつく」など欠点もなくはなかったけど、結果としてリグの改良は後回しになった。もっと根本的な問題が残っていたからだ。
何かというと、WiFi電波です。
(続く)